SPECIAL INTERVIEW 今月の喜多宝人〜会員企業紹介〜 (平成19年10月号)
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私は現在67歳。振り返ってみると波乱に満ちた人生を送ってきたように思います。私は農家の8人兄弟の三男として黒川郡大郷町に生まれました。健康な体だったのですが、結核を患い中学・高校、大学時代は入退院を繰り返し闘病生活を送っておりました。無線技師として世界各国を回りたいという夢がありました。しかし病気を理由に断念せざる終えませんでした。その頃から自分で出来る仕事をと考え始め24歳で行政書士の資格をとり26歳で社会に出ました。
その頃自動車運転免許試験場の近くで試験問題集を販売していた仲間と一緒に万点屋として行政書士事務所を開設、その後社会保険労務士資格も取得しました。
朝がメインの仕事でしたので、仕事の合間にカレンダーとギフトの販売を始め36歳の時に東北カレンダーギフトとして会社を設立しました。運転免許試験場の移転と共に行政書士事務所を閉鎖し、泉中央にてギフト販売店舗を開店しました。現在は、店舗では内祝、快気祝、引き物、外商は法人向けノベルティ、セレモニー関連商材の販売に力を入れております。
多感な時期を病気で過ごしていたので、人に対して「何かを」と思う気持ちは強くありました。33歳のときに町の名士の方から勧められ泉ライオンズクラブに参加。そして社団法人泉青年会議所の発起人として設立へ向けての活動もしました。
ボランティア活動は、志を同じくする多くの仲間と知り合う機会が出来、公私に渡り付き合える人脈を作ることが出来ました。私にとって人脈は宝であります。
私の息子(専務)も現在、宮城県商工会青年部連合会会長を務めております。今年の11月14日に開催される青年部の全国大会宮城大会の準備で忙しくしております。人と人のふれあいを大切に、誰からも信頼される経営者になってほしいと思っております。
後継者としての息子に堂々教えている言葉があります。理悦の言葉で「財を遺すは下事業を遺すは中人を遺すは上なり去れど財をなさずんば事業保ち難く事業なくんば人育ち難し」後継者はバランス感覚に優れた人材に育たなければならないと感じております。
グロバール化が進む中で、我々の生活も変わり始めてきました。日本企業の海外展開の拡大によって、輸入が顕著に増加している生活必需品等での価格下落が大きく、家計はそれに伴うメリットを享受してきた一方、輸出の減少と輸入の増大が国内の雇用減少に影響がでてきております。さらに大型店の乱立に近い進出により、地元の商店などは軒並み店をたたみ、経済格差も生じております。
地産地消などの動きがあるものの限られているのが現状です。地元の中小企業は疲弊していく中で、我々も対応力をつけていかなければならない時期が来ていると思います。よく、賢者は歴史から学び愚者は経験から学ぶといわれます。歴史に学び日本人として美しい心や精神に立ち返る時期なのではないでしょうか?
現在の中小企業は、大企業と異なり短期計画が重要と感じております。特に数ヶ月、半年、一年計画を作成し見直ししながら経営をしていくことが重要と感じております。このような時代だからこそ事業承継を考える上で私は、共に考え共に行動し後継者のスキルアップをしていくことが人材育成するうえで大切ではないかと考えております。