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SPECIAL INTERVIEW 今月の喜多宝人〜会員企業紹介〜 (平成19年2月号)

社会情勢の先を読む経営が大切

鈴木 敬三 さん
日本電気興業 株式会社
代表取締役 鈴木 敬三 さん

仙台市青葉区昭和町3-36
TEL 022-272-2311
こちらよりホームページをご覧下さい。


■ 東北地域の無線・有線通信網の整備

逓信省の技師をしていた父は、戦時中海軍省へ出向したために軍人パージを受けて失職しましたが、朝鮮戦争が勃発したので、日本の通信網復興を目指し、将来は日本全体に展開したいという想いで現社名をつけ1950年に当社を設立しました。
東北地方に支店・営業所を拡げつつ、各省庁・自治体からの要請もあり「半歩先の技術」を常に追いかけ、地域の通信網(有線・無線)の整備を行ってきました。

■ 通信の「町医者」

現在、当社は「通信に関する町医者」として「通信システムの設計・施工・販売・保守」と「IPネットワーク事業」を行っております。
お客様は信頼性を重視する公共部門が6割で民間の企業が4割となっております。
我々は、「消防、病院、ダム管理等の『人の命を預かり、社会の安全を守るため緊急対応する人々』の裏方」として、公共システム・通信インフラの問題発生時に一次対応し、問題解決する使命があると思っています。そのため東北六県に10ヶ所の支店・営業所を設置し、「メーカーには対応できない『年中無休・24時間』体制」で保守サービスができる体制を整えています。
またメーカーに対しても、大企業の誤魔化しを排除し「率直に物が言える関係」を築き、当社の意見を製品の改良に反映してもらっています。
当社の特徴は「経験型プロフェッショナルサービス」であります。
メーカーは全ての組み合わせを検証しているわけではありません。現場での「いろいろなケースを解決した経験」がお客様の問題解決に役立つことができるので、技術的好奇心を奨励し、社内研修と資格取得で社員へのスキルアップをはかっております。

■ 交友関係はバラエティー

私自身は大学を卒業するまで仙台で育ち、その後、都市銀行で関東圏の本支店で零細企業から上場企業を担当し、昭和63年に当社へ経理部長として入社しました。
大学では国弘員人(公認会計士試験の出題委員)の最後の弟子として財務分析を勉強しましたが、銀行では融資畑でしたので法律関係の仕事が多かったように思います。
当社では私が平成10年から税務上の代表に就任をしており、税務以外は私の兄が代表をしております。兄弟は男三人で別々の中学・大学を卒業し、就職した先も様々なので私達兄弟の交友関係はバラエティーに富んでユニークです。
いろいろな人脈の中で、「霞ヶ関や永田町」の情報を手に入れることができ、業界ごとの慣行やそれぞれ組織での「モノの決まり方」の違いがわかり、経営をするうえでも大変参考になっています。

■ 「情報のジグソーパズル」

いままでの経験や他社の動向から見て「企業の寿命30年説は正しい」と感じています。時代時代に合った事業展開を常に考えることが必要と思っております。
当社も有線・無線関係の事業が30年、コンピュータが25年。残る5年のうちに、人口減少時代の生産性向上に貢献できる「NGN(次世代通信網)」関連ビジネスを軌道に乗せたいと思っています。
知人から「何で知っているの?」とよく聞かれます。
「情報のジグソーパズル」として、情報の断片をつなぎ合わせているからではないかと思っています。一見、意味のない情報でも集まるにつれて意味が生まれてきます。そのため、人の相談には積極的に乗るほか、読書とインターネットの活用に努めています。
あらゆるジャンルにわたり月に100冊から200冊の本を読み、「ウラをとる」ことと、「自分が相手の立場なら、どう行動するか」を考えながら、数年先の経営環境を読んでいます。全ての出来事には「兆し」があるので、いち早く感じ取り手をつけることが大事と思っています。
国税当局が推進しているe-Tax(電子申告)を当社では既に行っております。
これも同じで、これから先を見た場合、電子申告は当たり前の時代がまいります。その時になって慌てて電子申告に変更し大変な思いをするより、先に先に取り組み経営に生かしていくことが私は重要と考えております。

事務所外観