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SPECIAL INTERVIEW 今月の喜多宝人〜会員企業紹介〜 (平成19年5月号)

2015年までの目標

青木 壽緒 さん
株式会社 ハミングバード・インターナショナル
代表取締役 青木 壽緒 さん

宮城県仙台市青葉区本町2丁目6-16
TEL 022-225-0522
こちらよりホームページをご覧下さい。


■ 一日7食のパスタ

当社は私の父が昭和32年に脱サラをして『エリーゼ』という和食と洋食をお客様におだしするレストランを開業したことが始まりです。その後、私が事業を引き継ぐこととなり、昭和50年代始め仙台商工会議所の東京への研修旅行でパスタ専門店とであい(当時、仙台にはパスタ専門店がありませんでした。)仙台でもパスタ専門店を開店したいと考えました。それ以来、定期的に東京へでかけ一日7食パスタ専門店のパスタを数日間食べ歩き、構想を固め昭和55年にハミングバードを開店しました。
初めはお客様もパスタといえばミートソースかナポリタンのイメージですから海鮮・たらこ・和風・納豆などの他45種類のパスタメニューに困惑されたようでしたが、徐々にお客様の支持をいただき行列のできる店になりました。
当時の調理法は注文をいただいてから、お料理をお出しするまで、麺のゆで時間も含めると15分から長い場合30分ぐらいでした。この時間を縮めることはできないかと考えている中で生パスタとであい、現在、オリジナル生パスタを中心とした料理をお客様へお出ししております。

■ 向山から八木山をみていた自分

かつては、自分の経営の目標は『なんとなく向山から八木山を目指す』で自分の店を外から観ることをしていませんでした。それが東京を知り、2001年にニューヨークで世界を知ることにより自分の目標が全く違ったものとなりました。
私が感じるには、どんな業種でも同じだと思いますが他の地域や国に行き客観的に自分の仕事や会社を観ることで『新たな夢や目標』を持ち、その夢や目標に向かって行動することは大変重要なことと考えます。自分が知る限り大勢の方々は自分の会社しか観ていない気がしますね。時代の変化やお客様のニーズの変化に合わせ、もっと積極的に外から自分の会社を観つめ直すこと好奇心を持つことで色々なヒントや可能性を掴むことができると私は考えています。

■ 年齢に関係ない『大人と子供』

『社員に夢や希望や幸せを与える職場』を提供することが重要と考えます。当社ではアルバイトと含めると120名の社員がおり社員教育には力をいれております。現場でお客様と接するのは社員ですから。社員の中に1人でも仕事に対し『つまらない』とか『したくない』とか『よけいなこと』と考えたり、口にする社員がいると直ぐお客様に伝わります。当社では常に社員とコミュニケーションを図り、自分個人の目標と会社目標をすり合わせ、何故達成しなければならないか、目的と手段の違い、問題点の共有、などコンサルタントをまじえての社員教育をしております。
私は社員に『大人の考えができる人間』になりなさいと話しています。20代前半でも大人の人間と50代でも子供の人間がいます。私が考える大人の人間とは『問題意識を持ち問題解決ができる人間』と位置づけています。
当社は飲食業ですので特にお客様からのクレームや問題が発生することが多々あります。その問題を解決できる人間、逃げて関わらないで先送りする人間になるなと指導をしております。どんな仕事でもそうだと思いますが物事に正面から向かわず火の粉のあたらない場所に逃げる人間は使い物にならない子供の人間と思いますね。私の経験から、これは年齢には関係ないことなのです。
  また、『失敗を恐れるな』お店や会社を良くしたいと想って行動した結果、失敗したことに関して私は社員を叱りません。前向きな行動の失敗の中にこそ素晴らしい体験と経験が詰まっていると考えております。 当社では年齢や男女に関係なく、前向きに考え、色々なアイディアとやる気、大人の考えを持った人間が要職に就けるシステムを採用しています。

■ 常にお客様の立場

私自身、美味しい物を食べるのが大好きです。美味しい物を食べると楽しく幸せになります。友人や知人から美味しい料理をだすお店を紹介されると、まずは食べに行きますね。
4年前に焼き鳥のお店『炙屋十兵衛』を出店したのも美味しい大人の和食の店とのコンセプトから焼き鳥が面白いと思いました。焼鳥屋は狭い・煙い・汚い・酒と食べ物の種類が少ない、そんなイメージを払拭する新しい焼鳥屋をとの想いから考えました。焼き鳥に使用する鶏も日本全国から地鶏を取り寄せ試食し、最終的に秋田の比内地鶏となり生産者まで出向き仕入れをお願いしました。
私は常にお客様の立場になり自分がお客様としてお店にきたらどの様な対応が心地良いか意識してお客様へ食事だけでなく『くつろぎの時間と空間』を提供できる店創りに取り組んでいます。

■ IT化社会への対応

現在はハミングバード3店舗と炙屋十兵衛2店舗を経営しておりますが、私の目標は2015年までに20店舗で年商30億円の企業を目指し準備をすすめております。
私は味へのこだわりをもって仕事をしており、この味へのこだわりを2015年までに初めて行きショックを受けたニューヨークの地に当社の店を出店し世界の方々に召し上がっていただけるようレベルアップしていくことが目標です。
これからラーメン店も出店を計画しております。私の息子に2年間、東京の有名店数店舗で修業をさせオリジナルのラーメンを完成しつつあります。現在は二日町の炙屋十兵衛で一日限定20食試験販売しておりますが、お客様には好評で近日中に専門店として開業する準備に入りました。
飲食業は10年で1割、20年で1〜2%しか残らない競争の激しい業種といわれております。私どもの会社も皆様のお陰で創業50年目を迎えることができましたが、IT化社会の現在、今やお店の情報は『良いも・悪いも』一瞬にしてブログなどを通じ多くの方々に広まっていきます。
私はこれからの事業展開の中で社会や文化への感性をより鋭くしていく必要があると考えており、既存店舗のメニューや内装など時代の流れに合わせて変化させ、多くのお客様から支持を得るよう常に意識を高めていきたいと考えています。

炙屋十兵衛外観  ハミングバード外観